SORACOM ユーザーコンソールからデバイスに SSH コマンドや HTTP/S リクエストを送信できるようになりました
SORACOM ユーザーコンソールで、デバイスに SSH コマンドや HTTP/S リクエストを送信できるようになりました。SIM 管理画面で IoT SIM を選択し、[操作] → [HTTP/S でコマンドを送信] または [SSH でコマンドを送信] の順にクリックします。
この機能は SORACOM API でも利用できます。具体的には、Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
を利用してください。
これまでも、デバイスの遠隔操作 (コマンドの実行や HTTP リクエストの送信) を行う方法は提供してきました。たとえば、SORACOM Napter のオンデマンドリモートアクセスを利用する方法があります。ただし、何らかのイベントをトリガーにして、自動的にデバイスで SSH コマンドを実行する場合を考えると、Napter を利用する方法では以下のような課題がありました。
- オンデマンドリモートアクセスを作成する手順とデバイスを遠隔操作する手順が異なる。
- デバイスに接続するためのアドレスが毎回変わる。
今回の新機能を利用すると、IoT SIM を選んでコマンドを入力するだけで、デバイスに自動で SSH 接続・認証でき、コマンドの実行と結果の取得が完了します。
注意: 本機能の利用料金は、2025 年 6 月を目処に発表します。それまでの間、本機能は無料で利用できます。
機能名称の変更について
Remote Command API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) は、2025 年 3 月 10 日 に Downlink API という名称でリリースされました。
このたび、さまざまなフィードバックを受けて本機能の名称を「Remote Command」に変更しました。今後は、Remote Command の名称で愛用していただけますと幸いです。これらの機能について、詳しくは、Remote Command を参照してください。また、不明点や質問がある場合は、お気軽に SORACOM サポート にお問い合わせください。