IPv6 を利用した SORACOM API アクセスの延期のお知らせ
2025 年 3 月 6 日の お知らせ で、「IPv6 を利用して SORACOM API にアクセスできるようになります」とお伝えしておりましたが、一部のコンポーネントで問題が見つかりましたので、変更を延期いたします。対応が完了次第、改めてアナウンスいたします。ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
SORACOM サービスの機能追加や改善などをお知らせします。
2025 年 3 月 6 日の お知らせ で、「IPv6 を利用して SORACOM API にアクセスできるようになります」とお伝えしておりましたが、一部のコンポーネントで問題が見つかりましたので、変更を延期いたします。対応が完了次第、改めてアナウンスいたします。ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
SORACOM Air for セルラーが利用できる国と地域、通信キャリア、通信方式を変更しました。
国 | 通信キャリア | 変更前 | 変更後 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Albania | Telekom.al | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Bahamas | BTC | 2G, 3G | 3G | 2G 終了。 |
Brunei | DST | 3G | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Congo (Republic) | Airtel | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Egypt | Etisalat | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。(*1) |
Estonia | Elisa | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Germany | O2 | 2G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1, NB-IoT | LTE Cat.M1、NB-IoT 開始。 |
Hong Kong | 3 | - | 3G | サービス開始。 |
Hong Kong | CSL | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Ireland | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Macau | 3 | - | 3G | サービス開始。(*1) |
Malaysia | Digi | 2G | 2G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Mayotte | SFR | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Mexico | AT&T | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Mexico | Movistar | 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Nigeria | MTN | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。(*1) |
Pakistan | Jazz | 2G, 3G | 2G | 3G 終了。 |
Philippines | Globe | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Poland | Orange | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Portugal | MEO | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Portugal | NOS | 2G, 3G | 2G | 3G 終了。 |
Portugal | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | 3G 終了、LTE Cat.M1 開始。 |
Singapore | StarHub | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Spain | Movistar | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1, NB-IoT | NB-IoT 開始。 |
United Kingdom | 3 | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
United Kingdom | Vodafone | 2G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Vietnam | VietnaMobile | 2G, 3G | 3G | 2G 終了。 |
Vietnam | Viettel | 2G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Vietnam | Vinaphone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
(*1) plan01s のみが対象。
国 | 通信キャリア | 変更前 | 変更後 | 備考 |
---|---|---|---|---|
China | China Unicom | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Germany | Vodafone | - | 2G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Hong Kong | CSL | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Ireland | Vodafone | - | 2G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Macau | CTM | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Mexico | AT&T | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Pakistan | Jazz | 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 表記の訂正。 |
Portugal | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Singapore | StarHub | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Slovakia | Orange | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Thailand | TrueMove H | 3G, 4G (LTE) | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G 開始。 |
United Kingdom | 3 | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Vietnam | Mobifone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Vietnam | VietnaMobile | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
* これは 2 月に 延期した変更 を、改めて実施するものです。
SORACOM の HTTP エントリポイント (下記) では、Keep-Alive タイムアウトが適用されています。具体的には、HTTP リクエストヘッダーに Connection: keep-alive
を指定することで、TCP 接続を維持し、2 回目以降の HTTP リクエストで再接続によるデータ通信量を削減できます。
現在は、最大 5 秒の Keep-Alive タイムアウト が適用されていますが、今回のアップデートで、これを 65 秒に延長します。
その結果、SORACOM Air for セルラーおよび SORACOM Arc を利用するデバイスが 65 秒以内の間隔でリクエストを送信する場合に、TCP 接続が維持されているため、再接続のデータ通信量が削減されます。
2025 年 4 月 7 日
本仕様変更は、適用開始日以降、順次反映されます。なお適用開始日は、予告なく変更される可能性があります。
お使いのデバイスが Keep-Alive タイムアウトの延長に対応できない場合は、HTTP リクエストヘッダーに Connection: close
を指定して、Keep-Alive タイムアウトを無効化できます。
不明点や質問がある場合は、お気軽に SORACOM サポートチームまで お問い合わせください。
IoT SIM を利用するデバイスに、SORACOM からコマンドやリクエストを送信して、実行結果やレスポンスを受け取るための Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) をリリースしました。Downlink API は、SSH、HTTP、HTTPS をサポートします。
これまでも、デバイスの遠隔操作 (コマンドの実行や HTTP リクエストの送信) を行う方法は提供してきました。たとえば、SORACOM Napter のオンデマンドリモートアクセスを利用する方法があります。この方法では、オンデマンドリモートアクセスを作成する手順とデバイスを遠隔操作する手順が異なること、デバイスに接続するためのアドレスが毎回変わることが課題になることがありました。
たとえばデバイスに SSH で接続してコマンドを実行するケースでは、新しい Downlink API を利用すると、SIM ID を指定して 1 回 API を呼び出すだけで、デバイスに SSH で接続してログイン (認証) したうえで、コマンドを実行し、その結果を API のレスポンスとして受け取れます。
このような特徴を持つ Downlink API を、たとえば、SORACOM Flux のようなローコード開発環境と組み合わせることで、センサーデータや何かしらのイベントをトリガーとして、デバイスにコマンドを送信し、その実行結果に応じて次のアクションを実行するなど、より高度な IoT システムを構築できます。
注意: Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) の利用料金は、2025 年 6 月を目処に発表いたします。それまでの間、これらの API は無料で利用できます。
詳しくは、Downlink API を参照してください。
SORACOM Lagoon 3 で、Dashboard を作成するときの手作業を軽減し、データの可視化と管理をより効率的に行うために、デフォルト Variables (変数) を導入し、Query 機能を更新しました。
Dashboard を新規作成すると、デフォルトで以下の Variables (変数) が作成されます。
Variables を利用すると、Panel に表示するデバイスや系列を Dashboard の閲覧者が自由に切り替えたり、同じフォーマットの Panel を繰り返し表示したりできます。詳しくは、Variables (変数) を利用して Panel に表示する対象データを切り替える を参照してください。
Query の使いかたについて詳しくは、Panel に表示するデータを選択する (Query) を参照してください。
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
IoT SIM の基本料金、データ通信量、SORACOM Beam などのサービス料金の支払いに利用できる SORACOM プラットフォームクーポン について、2026 年 3 月 31 日をもって個人のお客様への提供を終了します。
個人/法人の種別は、オペレーター (SORACOM アカウント) を作成したときに申請された内容に基づきます。お客様の SORACOM アカウントの種別を確認するには、SORACOM ユーザーコンソールにログインして、右上のユーザー名をクリックしてください。オペレーター ID の下に INDIVIDUAL と表示される場合は、個人のお客様として登録されており、CORPORATE と表示される場合は、法人のお客様として登録されています。
2026 年 4 月 1 日
なお変更予定日は、予告なく変更される可能性があります。
今後とも、お客様にとって使いやすいサービスの提供に努めてまいります。ご不明点がございましたら、SORACOM サポート にお問い合わせください。
SORACOM では、IPv6 への対応を進めています。その一環として、2025 年 3 月 20 日より、IPv6 を利用して SORACOM API にアクセスできるようになります。
2025 年 3 月 20 日
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
SORACOM Access Management (SAM) の パーミッション構文と、スイッチユーザー の信頼ポリシー構文では、IP アドレスを指定してアクセスを許可/拒否できます。具体的には、sourceIp
変数と ipAddress
関数を利用します。
今回のアップデートでは、この sourceIp
変数と ipAddress
関数が IPv6 アドレスに対応しました。SAM ユーザーやスイッチユーザーを利用する際、これまでの IPv4 アドレスに加えて、IPv6 アドレスを使用してアクセスを管理できます。
以下のように IPv4 アドレスを指定してアクセスを拒否するルールを設定している場合は、そのルールが回避される可能性があります。ユーザーが IPv6 アドレスでアクセスした場合に、IPv4 アドレスではないため deny
が適用されません。
{ "statements": [ { "effect": "allow", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ] }, { "effect": "deny", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ], "condition": "ipAddress('xxx.xxx.xxx.xxx/24')" } ] }
なお、sourceIp
変数や ipAddress
関数で IP アドレスを指定して、アクセスを拒否することは推奨されません。これは、IP アドレスは変更可能であり、攻撃者によって簡単に制限を回避される可能性があるためです。
代わりに以下のように、特定の範囲の IP アドレスからのアクセスを許可するように設定することを推奨します。
{ "statements": [ { "effect": "allow", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ], "condition": "ipAddress('yyy.yyy.yyy.yyy/24')" } ] }
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
これまで Public Beta として提供してきた以下の 4 つの機能を、正式リリース (Released) に変更しました。
これらの機能は、デバイスからのデータ送信や処理をよりスムーズに行うために設計されています。各機能の詳細は以下のとおりです。
Unified Endpoint は、デバイスから送信されたデータを、SORACOM Beam、Funnel、Funk、Harvest Data 等に転送するためのエントリポイントを提供するサービスです。データの流れを一元管理でき、効率的なデータ処理が可能になります。
SORACOM Beam の Web サイトエントリポイントは WebSocket 通信 に対応しています。リアルタイムでのデータ通信が可能となり、より迅速なデータ処理が実現します。
SORACOM Binary Format v1 は、TCP 通信においてデータの区切れ目を明示するためのバイナリデータのフォーマットです。このフォーマットに準拠することで、データの整合性が保たれ、信頼性の高いデータ通信が実現します。
SORACOM Lagoon 3 の Expression 機能 は、既存の Query を加工して新しい Query を作成できます。データ分析の柔軟性が向上し、より複雑なデータ処理が可能になります。
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ソラコムは、今後もお客様のご利用状況などをもとにさらに利用しやすいサービスを検討してまいります。ご不明な点がございましたら、SORACOM サポート にお問い合わせください。