ソラカメでクラウド録画の再生速度が最大 8 倍速に対応しました
Soracom Cloud Camera Services (略称: ソラカメ) で、クラウドに保存された録画映像を再生する際に、最大 8 倍速での再生が可能になりました。これまでの最大 2 倍速から大幅に再生速度が向上し、効率的に録画を見返すことができるようになります。
詳しい操作方法については、クラウドに保存された動画を確認する を参照してください。
SORACOM サービスの機能追加や改善などをお知らせします。
Soracom Cloud Camera Services (略称: ソラカメ) で、クラウドに保存された録画映像を再生する際に、最大 8 倍速での再生が可能になりました。これまでの最大 2 倍速から大幅に再生速度が向上し、効率的に録画を見返すことができるようになります。
詳しい操作方法については、クラウドに保存された動画を確認する を参照してください。
SORACOM Harvest Data (以下、Harvest Data) で、新たに一括書き込み機能の提供を開始しました。
この機能を利用すると、Harvest Data に対する複数の書き込みリクエストを 1 回のデータ送信で行えます。従来は複数回に分けて行っていたデータ送信を 1 回のデータ送信に集約することができ、デバイスのバッテリー消費やデータ通信量の節約に貢献します。
一括書き込み機能を利用するには、デバイスが送信する JSON データに JSON 配列を含めます。たとえば以下の例では、JSON Pointer /data
で指し示される JSON 配列にデータを含めています。
{ "data": [ { "value": 123, "time": "2025-03-26T12:34:56Z" }, { "value": 456, "time": "2025-03-27T12:34:56Z" }, { "value": 789, "time": "2025-03-28T12:34:56Z" } ] }
一括書き込みは、常に 送信データの時刻をタイムスタンプに利用する 機能と組み合わせて使用します。JSON 配列内の各データには、「送信データの時刻をタイムスタンプに利用する」で解釈できる時刻データを含めてください。上の例では、ISO 8601 形式で解釈できる時刻データが含まれているため、一括書き込みできます。
詳しくは、複数のデータの書き込みリクエストを一括で行う のページを参照してください。
SORACOM Flux に新たなイベントソースとして、スケジュールタイマーイベントソース が追加されました。
スケジュールタイマーイベントソースを利用すると、特定の時刻や曜日など、指定したスケジュールに基づいて Flux アプリを起動できます。
スケジュールタイマーイベントソースは、Standard プランおよび Enterprise プラン で利用できます。
なお、スケジュールタイマーイベントソースの追加に合わせて、一定の時間間隔で Flux アプリを起動するタイマーイベントソースは インターバルタイマーイベントソース に名称を変更します。
SORACOM Air for セルラーが利用できる国と地域、通信キャリア、通信方式を変更しました。
国 | 通信キャリア | 変更前 | 変更後 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Albania | Telekom.al | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Bahamas | BTC | 2G, 3G | 3G | 2G 終了。 |
Brunei | DST | 3G | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Congo (Republic) | Airtel | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Egypt | Etisalat | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。(*1) |
Estonia | Elisa | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Germany | O2 | 2G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1, NB-IoT | LTE Cat.M1、NB-IoT 開始。 |
Hong Kong | 3 | - | 3G | サービス開始。 |
Hong Kong | CSL | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Ireland | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Macau | 3 | - | 3G | サービス開始。(*1) |
Malaysia | Digi | 2G | 2G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Mayotte | SFR | - | 2G, 3G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Mexico | AT&T | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Mexico | Movistar | 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Nigeria | MTN | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。(*1) |
Pakistan | Jazz | 2G, 3G | 2G | 3G 終了。 |
Philippines | Globe | 2G, 3G | 2G, 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) 開始。 |
Poland | Orange | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Portugal | MEO | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Portugal | NOS | 2G, 3G | 2G | 3G 終了。 |
Portugal | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | 3G 終了、LTE Cat.M1 開始。 |
Singapore | StarHub | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Spain | Movistar | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | 2G, 3G, 4G (LTE), LTE Cat.M1, NB-IoT | NB-IoT 開始。 |
United Kingdom | 3 | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
United Kingdom | Vodafone | 2G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE), LTE Cat.M1 | LTE Cat.M1 開始。 |
Vietnam | VietnaMobile | 2G, 3G | 3G | 2G 終了。 |
Vietnam | Viettel | 2G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Vietnam | Vinaphone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
(*1) plan01s のみが対象。
国 | 通信キャリア | 変更前 | 変更後 | 備考 |
---|---|---|---|---|
China | China Unicom | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Germany | Vodafone | - | 2G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Hong Kong | CSL | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Ireland | Vodafone | - | 2G, 4G (LTE) | サービス開始。 |
Macau | CTM | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Mexico | AT&T | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Pakistan | Jazz | 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 表記の訂正。 |
Portugal | Vodafone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Singapore | StarHub | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Slovakia | Orange | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G, 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Thailand | TrueMove H | 3G, 4G (LTE) | 2G, 3G, 4G (LTE) | 2G 開始。 |
United Kingdom | 3 | 3G, 4G (LTE) | 4G (LTE) | 3G 終了。 |
Vietnam | Mobifone | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
Vietnam | VietnaMobile | 2G, 3G, 4G (LTE) | 3G, 4G (LTE) | 2G 終了。 |
IoT SIM を利用するデバイスに、SORACOM からコマンドやリクエストを送信して、実行結果やレスポンスを受け取るための Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) をリリースしました。Downlink API は、SSH、HTTP、HTTPS をサポートします。
これまでも、デバイスの遠隔操作 (コマンドの実行や HTTP リクエストの送信) を行う方法は提供してきました。たとえば、SORACOM Napter のオンデマンドリモートアクセスを利用する方法があります。この方法では、オンデマンドリモートアクセスを作成する手順とデバイスを遠隔操作する手順が異なること、デバイスに接続するためのアドレスが毎回変わることが課題になることがありました。
たとえばデバイスに SSH で接続してコマンドを実行するケースでは、新しい Downlink API を利用すると、SIM ID を指定して 1 回 API を呼び出すだけで、デバイスに SSH で接続してログイン (認証) したうえで、コマンドを実行し、その結果を API のレスポンスとして受け取れます。
このような特徴を持つ Downlink API を、たとえば、SORACOM Flux のようなローコード開発環境と組み合わせることで、センサーデータや何かしらのイベントをトリガーとして、デバイスにコマンドを送信し、その実行結果に応じて次のアクションを実行するなど、より高度な IoT システムを構築できます。
注意: Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) の利用料金は、2025 年 6 月を目処に発表いたします。それまでの間、これらの API は無料で利用できます。
詳しくは、Downlink API を参照してください。
SORACOM Lagoon 3 で、Dashboard を作成するときの手作業を軽減し、データの可視化と管理をより効率的に行うために、デフォルト Variables (変数) を導入し、Query 機能を更新しました。
Dashboard を新規作成すると、デフォルトで以下の Variables (変数) が作成されます。
Variables を利用すると、Panel に表示するデバイスや系列を Dashboard の閲覧者が自由に切り替えたり、同じフォーマットの Panel を繰り返し表示したりできます。詳しくは、Variables (変数) を利用して Panel に表示する対象データを切り替える を参照してください。
Query の使いかたについて詳しくは、Panel に表示するデータを選択する (Query) を参照してください。
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
SORACOM では、IPv6 への対応を進めています。その一環として、2025 年 3 月 20 日より、IPv6 を利用して SORACOM API にアクセスできるようになります。
2025 年 3 月 20 日
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
SORACOM Access Management (SAM) の パーミッション構文と、スイッチユーザー の信頼ポリシー構文では、IP アドレスを指定してアクセスを許可/拒否できます。具体的には、sourceIp
変数と ipAddress
関数を利用します。
今回のアップデートでは、この sourceIp
変数と ipAddress
関数が IPv6 アドレスに対応しました。SAM ユーザーやスイッチユーザーを利用する際、これまでの IPv4 アドレスに加えて、IPv6 アドレスを使用してアクセスを管理できます。
以下のように IPv4 アドレスを指定してアクセスを拒否するルールを設定している場合は、そのルールが回避される可能性があります。ユーザーが IPv6 アドレスでアクセスした場合に、IPv4 アドレスではないため deny
が適用されません。
{ "statements": [ { "effect": "allow", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ] }, { "effect": "deny", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ], "condition": "ipAddress('xxx.xxx.xxx.xxx/24')" } ] }
なお、sourceIp
変数や ipAddress
関数で IP アドレスを指定して、アクセスを拒否することは推奨されません。これは、IP アドレスは変更可能であり、攻撃者によって簡単に制限を回避される可能性があるためです。
代わりに以下のように、特定の範囲の IP アドレスからのアクセスを許可するように設定することを推奨します。
{ "statements": [ { "effect": "allow", "api": [ "Sim:*", "Group:*" ], "condition": "ipAddress('yyy.yyy.yyy.yyy/24')" } ] }
ご不明な点などございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。
SORACOM Flux に新たなアクションとして、Weather Forecast アクション が追加されました。
Weather Forecast アクション は、位置情報に基づいて天気予報を取得し、次のチャネルに送信する機能を提供します。天気予報は、WeatherNews 社が提供する 1 km メッシュピンポイント天気予報 を利用しています。
たとえば、路面温度センサーと連携し、局地的な降雪・降雨予報を取得することで、工事現場や道路の管理を自動化できます。また、土壌水分センサーと組み合わせれば、農地の水管理を最適化し、農作物の育成に活用できます。
Weather Forecast アクションは日本カバレッジのみで利用でき、取得できる天気予報は日本国内の地点が対象です。カバレッジタイプについては、カバレッジタイプ (Coverage Type) の概要 を参照してください。
SORACOM Flux では、外部サービスの利用は「クレジット」で管理されます。Weather Forecast アクションは、1 リクエストごとに 50 クレジットを消費します。残りクレジットの確認方法については、クレジットを確認する を参照してください。
SORACOM ユーザーコンソールおよび SORACOM CLI / SORACOM API で eSIM プロファイルを発行するサービス (以下、本サービス) において、planX2 の発行が可能になりました。
eSIM プロファイルを利用すると、物理的に SIM カードを挿入する作業を必要とせず、eSIM プロファイルに対応したデバイスで SORACOM Air for セルラーを利用できます。
本サービスを利用するには、事前の申請およびソラコムからの承認が必要です。詳しくは セールスチーム にお問い合わせください。
eSIM プロファイルの注文方法や利用方法については、eSIM プロファイルを発行する を参照してください。