SORACOM Flux の Webhook アクションで認証情報ストアに登録した認証情報を利用できるようになりました
SORACOM Flux は、高度な自動化を目的としたローコード IoT アプリケーションビルダーです。SORACOM Flux を利用すると、さまざまな入力に対して、ルールとアクションを組み合わせた処理を行い、処理結果に応じて任意のサービスに Webhook を送信したり、担当者に Slack やメールで通知したりできます。
このたび、SORACOM Flux の Webhook アクション で、認証情報ストア に登録した認証情報をもとに Authorization ヘッダーを追加できるようになりました。Authorization ヘッダーは、お客様のサーバーやクラウドサービスの認証に利用するヘッダーです。
これまでも Webhook アクションで Authorization ヘッダーを追加できましたが、トークンが固定された認証方式にのみ対応していることや、SORACOM ユーザーコンソールで認証情報を確認できてしまうことが課題になっていました。今回のアップデート以降は、AWS Signature V4 のようにリクエストのたびに認証トークンが変わるサービスに対しても、Webhook を送信できるようになりました。また、認証情報ストアに登録した認証情報を利用すると、SORACOM ユーザーコンソールで認証情報が確認できないため、認証情報が漏洩するリスクを低減できます。
利用できる Authorization ヘッダーの認証方式
Webhook アクションで認証情報をもとに追加できる Authorization ヘッダーは、以下のとおりです。
AWS Signature Version 4
認証情報ストアに登録した AWS の認証情報、Webhook アクションで指定したサービス、リージョンをもとに、AWS Signature Version 4 形式の Authorization ヘッダーを追加します。
- 対応する認証情報: AWS 認証情報、AWS IAM ロール認証情報
Basic 認証
認証情報ストアに登録したユーザー名とパスワードをもとに値を生成し、Authorization: Basic ${value}
を追加します。
- 対応する認証情報 ユーザ名・パスワード認証情報
Bearer トークン
認証情報ストアに登録した値をそのまま使用して、Authorization: Bearer ${Token}
を追加します。
- 対応する認証情報: API トークン認証情報、事前共有鍵
Bearer トークン (JWT)
認証情報ストアに登録した情報をもとに JSON Web Token を生成して、Authorization: Bearer ${Token}
を追加します。
- 対応する認証情報: Google Service Account (JSON)、秘密鍵 (PEM)
利用方法
当機能の詳細な利用方法については、ユーザーサイトを参照してください。