Soracom LTE-M Button のファームウェアが新しくなりました
Soracom LTE-M Button (以下、ボタン) の新しいファームウェアがリリースされました。
改善点
緊急事態を通知することに適したアラートモード
緊急事態を通知することに適した アラート モードが追加されました。アラートモードは、標準のクリック機能と比較して、少ない遅延でアップリンクメッセージを優先的に送信できます。また、アラートモードでは、クリックしたことを確実に送信するために、アップリンクメッセージをキャンセルする機能が無効化されます。
さらに、アラートモードには、ネットワークスタンバイ 機能が追加されています。この機能は、連続してアップリンクメッセージを送信するために、ネットワーク接続 (セッション) を短時間確立したままにする機能です。
すべてのメッセージにバッテリー電圧を追加
これまでは Status メッセージ と Heartbeat メッセージでのみ、バッテリー電圧が含まれていたため、バッテリー電圧を取得するには、Status メッセージを別途トリガーしたり、Heartbeat を有効化したりする必要がありました。
新しいファームウェアでは、すべてのアップリンクメッセージ にバッテリー電圧が含まれます。そのため、標準のイベント (クリック) モード、タイマーモード、新しいアラートモードのすべてのモードで、ボタンのバッテリー電圧を監視できます。
自動 FOTA (Firmware Update Over-The-Air) チェック
新しいファームウェアのアップデートを自動的にチェックする設定も追加されました。この設定を有効化すると、ボタンは自動的に 24 時間に 1 回 Status メッセージを送信します。Status メッセージを送信したときに新しいファームウェアが見つかると、ユーザーが操作することなく自動的にボタンのファームウェアが更新されます。
この設定は、ボタンの動作モードや設定をリモートで変更するためにも利用できます。
その他の改善点
ボタンが検出したクリックの種類 (クリック、ダブルクリック、長押し) にあわせて、LED が点滅するようになりました。
アップデート方法
ボタンのファームウェアをアップデートするには、SORACOM サポート にボタンの ICCID を連絡してください。
また、お使いのボタンが最新のファームウェアを搭載しているかどうかなど、ご不明な点がございましたら SORACOM サポート までお問い合わせください。