ソラカメ対応カメラに紐づけてデータを SORACOM Harvest Data に保存できるようになりました。
ソラカメ対応カメラに紐づけて、SORACOM Harvest Data にデータを保存する新しい API をリリースしました。
たとえば、ソラカメ対応カメラで撮影した静止画を AI で分析した結果 (例: 静止画に写っている人数、特定のオブジェクトの検出有無) を、この API を使用して SORACOM Harvest Data に保存できます。
保存したデータは、SORACOM ユーザーコンソールや、DataEntry:getDataEntries API、DataEntry:getDataEntry API で確認できます。
SORACOM ユーザーコンソール:
利用料金
SORACOM Harvest Data の料金は、「書き込み」と「読み出し」に分けられます。
SORACOM Harvest Data への書き込み料金
ソラカメ対応カメラに紐づけて SORACOM Harvest Data にデータを保存する場合は、データを保存する API を呼び出すと基本料金と従量課金が発生します。
料金種別 | 料金 | 説明 |
---|---|---|
基本料金 | 5.5 円 | 対象のソラカメ対応カメラ 1 台ごと、1 日ごとに発生する料金です。たとえば、同じソラカメ対応カメラに紐づけて、同じ日に複数回データを保存した場合の基本料金は、5.5 円です。呼び出し回数には影響を受けません。 |
従量課金 | 0.0044 円 | 対象のソラカメ対応カメラごとに 1 日の API 呼び出しが 2,000 回を超えると、2,001 回目以降の API 呼び出しに対して発生する料金です。 |
なお、ソラカメ対応カメラ以外のデバイスに紐づけてデータを保存する場合 (以下、「ほかの用途」と表記します) は、SORACOM Harvest Data を有効化したグループに所属する IoT SIM またはデバイスごとに基本料金が発生します。さらに、データを保存する API を呼び出すと従量課金が発生します。
無料利用枠
SORACOM Harvest Data の基本料金には無料利用枠が設定されています。
- SORACOM アカウント (オペレーター) ごとに毎月 31 日分の基本料金 (無料利用枠) が減算されます。
- 無料利用枠は、毎月の料金が確定するタイミングで適用されます。
- ある月の利用日の合計が 31 日未満でも、無料利用枠は翌月に持ち越されません。
- 無料利用枠は、ほかの用途での SORACOM Harvest Data の利用分と合算されて適用されます。
たとえばある月に、4 台のソラカメ対応カメラに紐づけて、それぞれ 1 日に 5 回ずつ、10 日間、SORACOM Harvest Data にデータを保存した場合の基本料金は以下のように計算されます。
- 基本料金は、4 台 × 10 日 = 40 日分です。
- 基本料金から無料利用枠 (31 日分) を差し引いた、9 日分が請求されます。
Harvest Data からの読み出し
読み出し料金は、Harvest Data データ保持期間延長オプションの有無で異なります。
詳しくは、SORACOM Harvest Data の料金プラン を参照してください。