SSH と HTTP を使ってデバイスにコマンドやリクエストを送信して実行結果を受け取れるようになりました (Downlink API)
IoT SIM を利用するデバイスに、SORACOM からコマンドやリクエストを送信して、実行結果やレスポンスを受け取るための Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) をリリースしました。Downlink API は、SSH、HTTP、HTTPS をサポートします。
これまでも、デバイスの遠隔操作 (コマンドの実行や HTTP リクエストの送信) を行う方法は提供してきました。たとえば、SORACOM Napter のオンデマンドリモートアクセスを利用する方法があります。この方法では、オンデマンドリモートアクセスを作成する手順とデバイスを遠隔操作する手順が異なること、デバイスに接続するためのアドレスが毎回変わることが課題になることがありました。
たとえばデバイスに SSH で接続してコマンドを実行するケースでは、新しい Downlink API を利用すると、SIM ID を指定して 1 回 API を呼び出すだけで、デバイスに SSH で接続してログイン (認証) したうえで、コマンドを実行し、その結果を API のレスポンスとして受け取れます。
このような特徴を持つ Downlink API を、たとえば、SORACOM Flux のようなローコード開発環境と組み合わせることで、センサーデータや何かしらのイベントをトリガーとして、デバイスにコマンドを送信し、その実行結果に応じて次のアクションを実行するなど、より高度な IoT システムを構築できます。
注意: Downlink API (Sim:sendDownlinkSsh API
および Sim:sendDownlinkHttp API
) の利用料金は、2025 年 6 月を目処に発表いたします。それまでの間、これらの API は無料で利用できます。
詳しくは、Downlink API を参照してください。