イベントハンドラーのルールとアクションに新機能を追加しました
イベントハンドラーは、特定のルールを満たしたときに、アクションを実行する機能です。イベントハンドラーで提供されるルールとアクションを自由に組み合わせられます。
- ルールの例:
- データ通信量が月に 1 GiB を超えた
- SIM のステータスが使用中 (active) に変わった
- SIM の有効期限が過ぎた
- アクションの例:
- メールで通知する
- 速度クラスを変更する
- AWS Lambda を呼び出す
本日、この イベントハンドラー に関して、以下の内容をアップデートしました。
SimStatusAttributeRule / SubscriberStatusAttributeRule : SIM またはサブスクライバーのステータスが変更されたらアクションを実行するルールの更新
ruleConfig.type
に SimStatusAttributeRule
(SIM のステータスが変更されたらアクションを実行する) または SubscriberStatusAttributeRule
(サブスクライバーのステータスが変更されたらアクションを実行する) タイプを指定したルールに関して、以下の内容をアップデートしました。
- 変更前ステータスも指定できるようになりました。
targetStatus
に「利用開始待ち (standby)」を指定できるようになりました。
各ルールのそのほかのプロパティについて詳しくは、type: SimStatusAttributeRule または type: SubscriberStatusAttributeRule を参照してください。
変更前ステータスの指定
これまでは「SIM のステータスが、使用中 (active) に変更された場合」のように、変更後のステータスだけを指定できました。今回のアップデートで、変更後のステータスに加えて、変更前のステータスも指定できるようになりました。
たとえば、「SIM のステータスが、利用開始待ち (standby) から使用中 (active) に変更された場合」のようなルールを指定できます。
なお、変更前のステータスを指定しなければ、今までどおり変更後のステータスだけが条件になります。したがって、今回の変更は設定済みのルールの動作には影響ありません。
利用開始待ち (standby) ステータスの追加
SimStatusAttributeRule
および SubscriberStatusAttributeRule
の targetStatus
に「利用開始待ち (standby)」を指定できるようになりました。ステータスの詳細については、SIM のステータス一覧 を参照してください。
SuspendAction (利用中断中へ変更するアクション) の追加
イベントハンドラーの actionConfigList[].type
に SuspendAction
を指定できるようになりました。SuspendAction
を指定すると、指定したルールを満たしたときに SIM のステータスを「利用中断中 (suspended)」に変更できます。
詳しくは、type: SuspendAction を参照してください。
注意: 料金が発生する場合があります
plan-D など一部のサブスクリプションでは、利用中断中 (suspended) に変更する際に料金が発生します。発生する料金は、サブスクリプションによって異なります。料金の詳細については、以下のページを参照してください。
SendMailAction などで使用できる変数の追加
SendMailAction や ExecuteWebRequestAction などで使用できる変数に、IoT SIM のカバレッジを取得するための ${coverage}
を追加しました。カバレッジによって、以下の値が取得できます。
- 日本カバレッジ:
jp
- グローバルカバレッジ:
g