SORACOM Harvest Data の操作がより直感的に
IoT デバイスからのデータを収集、蓄積「SORACOM Harvest」 (以下、Harvest) は、別途サーバーやクラウドサービスを契約したり利用したりすることなく、SORACOM プラットフォームにデータを蓄積できるという手軽さから、非常に人気があるサービスです。
Harvest には、温度や湿度、位置情報といったデータを蓄積する Harvest Data と、CSV やログのようなファイルを蓄積する Harvest Files があります。
今回は SORACOM ユーザーコンソール の Harvest Data の操作をより直感的にリニューアルしました。
レイアウトのリニューアル
Harvest Data ページには、以下の機能が用意されています。
- Harvest Data のデータ保存期間をデフォルトの 40 日間から約 2 年に延長する (データ保持期間延長オプション)
- 表示データを自動更新する
- グラフにおけるデータ系列の表示・非表示を切り替える
- グラフや地図でデータポイントをクリックしたときに詳細データを表示する
- 地図にデータを表示する際の、緯度/経度として利用するプロパティを指定する
これらの機能は、リニューアル前は、デフォルトでは隠れているタブの中にあるなど、見つけにくい状態になっていました。
リニューアル後は、より直感的に利用できるように、これらの機能の配置やデザインを見直しました。
現在を基準とした期間を選択できるように
リニューアル前の Harvest Data では、表示するデータの期間を変更する際には、開始日時と終了日時を指定する必要がありました。
リニューアル後は、より簡単かつ便利に指定できるように、これまでの指定方法に加えて「直近 7 日間」(= 7 × 24 × 60 分間) や「全期間」といった現在を基準とした期間を選択できるようになりました。
また、リソースを選択したり期間を選択したりすると URL が変更されます。したがって「SIM A と SIM B の直近 7 日間のデータ」を表示するための URL を簡単に共有したり保存したりできます。
注意: 基準日に注意してください
「直近 7 日間」など、現在を基準とした期間を選択して生成された URL にアクセスすると、基準日は URL にアクセスした日時になります。URL が生成された日時ではありません。
任意の期間のデータを表示するために URL を共有したり保存したりする場合は、開始日時と終了日時を指定してください。
そのほか、新しく実装したリソースセレクターでは、WAI-ARIA 1.1 に準拠した動作を取り入れるなど、アクセシビリティ向上の取り組みも実施しました。詳しくは、ソラコム公式ブログのエントリ を参照してください。