SORACOM Funk でレスポンスの HTTP ステータスコードを省略できる設定を追加しました
SORACOM Funk の UDP エントリポイントと TCP エントリポイントに、新しい設定として [ステータスコードを省略] (skipStatusCode
) を追加しました。この設定を有効化すると、Funk からデバイスへ返すレスポンスから HTTP ステータスコード
と 半角スペース
を除外できます。
背景 / 課題
これまで Funk の UDP エントリポイントと TCP エントリポイント (*1) では、Funk のレスポンスは常に HTTP ステータスコード + 半角スペース + Function as a Service (FaaS) の関数のレスポンス本体
(SORACOM Funk 形式) でデバイスに返却されていました。
この仕様は、デバイス側でステータスコードを利用しない簡易実装や、ペイロード先頭に数値が付くことで独自プロトコルとの互換性が損なわれるケースでは、プレフィックス除去の処理が必要になる課題がありました。
(*1) Unified Endpoint でレスポンス形式に SORACOMFunk
を指定した場合も含む。
追加機能
グループ設定で [ステータスコードを省略] をオンにすると、以下のように動作します。
- UDP エントリポイントと TCP エントリポイント経由のレスポンスで、先頭の
HTTP ステータスコード + 半角スペース
を付与しません。 - HTTP ステータスコードが 200 系の場合も 400 以上の場合も、FaaS の関数のレスポンス本体のみを返却します。
- Unified Endpoint のレスポンス形式に
Unified
を指定した場合のstatusCode
には影響しません。
また、SORACOM CLI / API では、新しい設定パラメータ skipStatusCode
(Boolean) を追加しました。true
を指定すると、[ステータスコードを省略] をオンにした場合と同様に動作します。
具体的な設定手順やレスポンス例は、以下の参考ドキュメントを参照してください。
参考ドキュメント
ご不明な点がございましたら、お気軽に SORACOM サポート にお問い合わせください。