【要対応】SORACOM API に SORACOM Napter のポートマッピングを作成する新しい API を追加しました
SORACOM API に、SORACOM Napter のポートマッピングを作成する新しい API を追加しました。この API では URL パスに SIM ID を指定できるため、SAM ユーザーの権限設定において、特定の IoT SIM に対してのみポートマッピングを作成する権限を付与できます。
メリット
- IoT SIM 単位での細かい権限制御: 従来の
PortMapping:createPortMapping API
(旧 API) は、すべての IoT SIM に対してポートマッピングの作成を許可 / 禁止する必要がありました。新しいPortMapping:createPortMappingForSim API
(新 API) では、特定の IoT SIM に対してのみ権限 (許可 / 禁止) を設定できるため、よりセキュアな運用が実現できます。 - SAM ユーザー管理の柔軟性向上: デバイス管理者や現場担当者などの役割に応じて、担当する IoT SIM のみにアクセスを制限できます。
SAM ユーザーの権限を設定する操作については、SAM ユーザーの権限を設定する を参照してください。
【対応内容】SAM ユーザーの権限を設定してください
2025 年 10 月 9 日に SORACOM ユーザーコンソール の SIM 管理画面でオンデマンドリモートアクセスを作成する際の API を PortMapping:createPortMapping API
(旧 API) から PortMapping:createPortMappingForSim API
(新 API) に変更します。
なお、PortMapping:createPortMapping API
(旧 API) は削除されず、引き続き利用できます。
そのため、PortMapping:createPortMapping
を指定して SAM ユーザーの権限 (許可 / 禁止) を設定している場合は、PortMapping:createPortMappingForSim
に対しても同様の設定 (許可 / 禁止) を行ってください。
なお、SAM ユーザーの権限の変更は、SORACOM ユーザーコンソールの変更を待つことなく、あらかじめ行うことを推奨します。SAM ユーザーの権限を設定しない場合、SORACOM ユーザーコンソールが変更されたタイミングで以下の事象が発生する可能性があります。
- SORACOM ユーザーコンソールでオンデマンドリモートアクセスを作成できていた SAM ユーザーが、SORACOM ユーザーコンソールの変更後はオンデマンドリモートアクセスの作成に失敗する。
- SORACOM ユーザーコンソールでオンデマンドリモートアクセスを作成できなかった SAM ユーザーが、SORACOM ユーザーコンソールの変更後はオンデマンドリモートアクセスを作成できるようになる。
SORACOM ユーザーコンソールの変更時には、あらためてお知らせします。
ご不明な点がございましたら、お気軽に SORACOM サポート にお問い合わせください。