ソラカメの動画 / 静止画ダウンロード時に指定する時刻の扱いが変更されます
ソラコムクラウドカメラサービス (略称: ソラカメ) において、動画 / 静止画ダウンロード (*) 時に指定する時刻の扱いが変更されます。
* SORACOM ユーザーコンソールでは「ダウンロード」、SORACOM CLI / SORACOM API では「エクスポート」と表記していますが、ここではすべて「ダウンロード」と表記します。
概要
ソラカメではクラウド録画を保存する際、「サーバーが保持する時刻」と「ソラカメ対応カメラが保持する時刻」の両方を、映像とともに記録しています。
映像をダウンロードする際に時刻を指定すると、「指定した時刻」と「サーバーが保持する時刻」を比較することで、ダウンロードする映像を決定しています。しかし、これがダウンロード操作を難しくすることがあることがわかりました。
ソラカメ対応カメラは NTP (Network Time Protocol) で時刻を同期していますが、何らかの理由で「サーバーが保持する時刻」と「ソラカメ対応カメラが保持する時刻」にずれが生じることがあります。
現在 (仕様変更前) は、「映像をダウンロードする際に指定する時刻」は「サーバーが保持する時刻」と比較されています。その結果、上記のずれが生じたケースでは、「映像をダウンロードする際に指定する時刻」と「ソラカメ対応カメラが映像に記録した時刻」がずれることになるため、イベント発生時の映像を意図したとおりにダウンロードすることが難しくなっていました。
この問題を解消するために、以下のように仕様を変更します。仕様変更後は、ソラカメ対応カメラが表示している時刻に基づいて動画や静止画をダウンロードできます。
変更前
「映像をダウンロードする際に指定する時刻」と「クラウドに動画が保存された時刻 (サーバーが保持する時刻)」を比較して、ダウンロードする映像が特定されていました。上記のずれが発生しているケースでは、たとえば 13:00:02 を指定したときに、13:00:00 が表示されている映像がダウンロードされることがありました。
変更後
「映像をダウンロードする際に指定する時刻」と「ソラカメ対応カメラが動画を撮影した時刻 (ソラカメ対応カメラが保持する時刻)」を比較して、ダウンロードする映像が特定されます。上記のずれが発生しているケースでも、たとえば 13:00:00 を指定したときに、13:00:00 が表示されている映像がダウンロードされます。
変更予定日
2024 年 10 月 24 日午前 9 時
* 変更予定日は、予告なく変更される可能性があります。
ソラカメについて詳しくは、SORACOM ユーザーサイトの Soracom Cloud Camera Services を参照してください。
ご不明な点がございましたら、お気軽に SORACOM サポート にお問い合わせください。今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。