分析基盤サービス SORACOM Query を Technology preview として発表しました
分析基盤サービス SORACOM Query の提供を開始しました。SORACOM Query は、データ分析を効率的に行うためのサービスです。
ソラコムでは、以前からデータ収集・蓄積サービス SORACOM Harvest Data を提供しています。SORACOM Harvest Data を利用する場合は、お客様はサーバーやストレージ、デバイス認証などを準備することなく、SORACOM のデータ通信サービスや LPWAN (Low Power Wide Area Network) を使ってデバイスからデータを送信するだけで、データを蓄積できます。また、SORACOM Harvest Data に蓄積されたデータは、SORACOM ユーザーコンソールで簡単にグラフなどで可視化できます。
SORACOM Harvest Data は NoSQL データベースをベースとしており、スキーマレスでデータ構造に柔軟性が高く、大量のデバイスからのデータをリアルタイムに保存・可視化する用途には優れています。しかし一方で、高度なデータ解析を行ったり、BI (Business Intelligence) ツールと連携する際に必要となる SQL (Structured query language) には対応しておらず、大量のデータを分析して表面的には見えないインサイトを得るという利用には向かないという課題がありました。
SORACOM Query は、SORACOM Harvest Data に蓄積されたデータや、ソラコムが用意したエンドポイントに送信されたデータを、SORACOM の「大容量データ分析に特化した SQL 対応のデータベース」に継続的に同期するサービスです。SQL 対応な形式に変換することで、お客様は任意のデータ分析ツールにおける高度なデータ分析ができます。
IoT デバイスは、これまでのように SORACOM のデータ通信サービスを使用して、バイナリやシンプルな JSON としてデータを安全に送信してください。お客様は、専用のデータベースを用意することなく IoT データの蓄積、可視化に加えて、高度なデータ分析の実施や BI ツールとの統合を、SORACOM Query で実現できます。
当サービスは Technology preview (実証実験) として提供しています。
SORACOM Query の詳細、および Technology preview へのご登録はソラコムに お問い合わせ ください。