2年前
SORACOM Funk のメタデータに SIM ID が追加されました
SORACOM Funk はパブリッククラウドが提供する FaaS (Function as a Service) の Function を呼び出すサービスです。
Funk では、Function 呼び出し時に Lambda context オブジェクトや x-soracom-token
ヘッダーに設定された JWT 形式のトークンに、IMSI やオペレーター ID などのメタデータが付与されます。今回、そのメタデータに SIM ID も付与されるようになりました。
これまでは Function 内で SIM ID が必要な処理、たとえば Sim API を使うには、IMSI から Subscriber:getSubscriber API を利用して SIM ID を取得する必要がありました。今後は、メタデータに付与される SIM ID を利用して Sim API などの SIM ID が必要な API を呼び出せます。
SIM ID が追加される場所については、送信するデータフォーマット を参照してください。なお、これまでとの差分は以下のとおりです。
AWS Lambda
- Lambda context オブジェクトのクライアントコンテキスト (例:
client_context
) のカスタム値として、simId
というキーで SIM ID が追加されます。
Azure Functions / Google Cloud Functions
x-soracom-token
ヘッダーに含まれる JWT 形式のトークンをデコードすると、ペイロードのctx
内にsimId
というキーで SIM ID が追加されます。
SORACOM Funk の使いかたについては、ユーザーサイト を参照してください。