SORACOM Harvest Data ページの ダウンロードデータのフォーマットが変更されます
SORACOM ユーザーコンソールの Harvest Data ページで利用できる、グラフ用データをダウンロードする機能において、下記 3 点の変更を 2021 年 9 月 29 日に行う予定です。
なお、これらの変更は ユーザーコンソールからダウンロードする際のデータに関するもので、Harvest Data API のレスポンスデータに変更はありません。
日時情報の書式を変更
現在、各データポイントの日時情報は 2021/9/16 07:03
のような書式で、日付と時刻を分までの精度で出力しています。
今回の変更では、これらの日時情報をより正確かつ扱いやすくするため、ミリ秒精度に変更し、さらに国際標準である ISO 8601 で定められた書式を用いるように変更します。
具体的には、ISO 8601 の Complete date plus hours, minutes, seconds and a decimal fraction of a second で定められる形式 (YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sTZD
) を採用し、タイムゾーン情報と共に、2021-09-16T07:03:30.45+09:00
の形式で出力するようになります。
ただし、「グラフ用データをダウンロード (CSV形式)」機能による csv データに関しては一般的な表計算アプリケーション等での対応状況を考慮し、以下のように出力を変更します。
__iso8601Time
カラムを追加して、上記 ISO 8601 形式の日時情報を出力します。- 従来から日時情報を出力している
__time
カラムには、これまでと同様の形式に秒単位を追加する形で日時情報を出力します。具体的には下部の例をご覧ください。
簡易位置測位機能によって得られた位置情報データをダウンロードデータに追加
簡易位置測位機能 を利用して得られた位置情報のデータは、これまで「データをダウンロード (JSON形式)」機能によるデータには含まれていませんでしたが、これが含まれるように変更します。
具体的には、位置情報データが Harvest Data API のレスポンスデータ と同様、各データポイントに metadata
プロパティとして含まれるようになります。
グラフ用データから"Content Type" 情報を削除
「グラフ用データをダウンロード (JSON形式)」および「グラフ用データをダウンロード (CSV形式)」のデータに含まれていた Content Type
情報を、含めないように変更します。
変更後のダウンロードデータのサンプル
データをダウンロード (JSON形式):
[ { "resourceType":"Subscriber", "resourceId":"リソースID", "time":"2021-09-16T10:15:09.151+09:00", "contentType":"application/json", "content":{ "clickType":2, "clickTypeName":"DOUBLE", "batteryLevel":1, "binaryParserEnabled":true }, "metadata":{ "locationQueryResult":"success", "location":{ "lat": "緯度", "lon": "経度" } } }, // ... ]
グラフ用データをダウンロード (JSON形式):
[ { "resourceType":"Subscriber", "resourceId":"リソースID", "time":"2021-09-16T10:15:09.151+09:00", "chartData":{ "clickType":2, "batteryLevel":1, "$metadata.location.lat":"緯度", "$metadata.location.lon":"経度" } }, // ... ]
グラフデータをダウンロード (CSV形式):
__resourceType,__resourceId,__time,__iso8601Time,$metadata.location.lat,$metadata.location.lon,batteryLevel,clickType "Subscriber","リソースID","2021/9/16 10:15:09","2021-09-16T10:15:09.151+09:00","緯度","経度","1","2" ...