SORACOM Napter で接続方法を Air と Arc から選べるようになりました
SORACOM Air と SORACOM Arc の両方のサブスクリプションを持つ IoT SIM に対して SORACOM Napter でオンデマンドリモートアクセスをするとき、SIM への接続方法を SORACOM Air または SORACOM Arc から選べるようになりました。この機能は SORACOM API の createPortMapping API
でも利用できます。
セルラー通信量の削減に
SORACOM Napter の新しい機能の前提となる、SORACOM Air/Arc の説明をします。SORACOM では、IoT SIM に追加するバーチャル SIM/Subscriber (セカンダリサブスクリプション) を利用して、1 枚の IoT SIM で SORACOM Air のサブスクリプションと SORACOM Arc のバーチャル SIM/Subscriber を同時に利用できます。これにより、デバイスがセルラー環境にあるときは SORACOM Air で、Wi-Fi 環境にあるときは SORACOM Arc で、それぞれ SORACOM に接続できます。
今回の変更により、Air (セルラー) と Arc (Wi-Fi など) の使い分けが SORACOM Napter でも可能になりました。SORACOM Napter は、SORACOM IoT SIM を搭載したデバイスへ簡単かつセキュアにリモートアクセスするサービスです。デバイスへのリモートアクセスの方法に SORACOM Air または SORACOM Arc が選べることでセルラー通信量の削減の効果を期待できます。これまでは両方のサブスクリプションを持つ IoT SIM への Napter 接続では、どちらのサービスが実際に使用されるのか不定でした。
新しい SORACOM Napter の画面
ユーザーコンソールの SORACOM Napter の画面を、次の 3 種類の画面を持つサイドパネルに変更しました。
- IoT SIM にオンデマンドリモートアクセスを構成する画面
- IoT SIM に構成されたオンデマンドリモートアクセスを一覧する画面
- IoT SIM に構成されたオンデマンドリモートアクセスの詳細画面
下の画像は、上記の (2) IoT SIM に構成されたオンデマンドリモートアクセスを一覧する画面の例です。この画像では、接続方法として SORACOM Arc を選択しています。